大漁看袢(カンバン) - かとうまさゆき Kato Masayuki Photo Channel
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大漁看袢(カンバン)

2014年03月02日 21:01

20140302_1_大正10年_第2観通丸
<大正10年_第2観通丸>

20140302_3_昭和15年_鯖立_日出丸
 <昭和15年_鯖立_日出丸>

 この日は宮城県気仙沼市唐桑町鯖立(しびたち)の鈴木家で大漁看袢(カンバン)が展示されました。
唐桑地方では明治から昭和中期にかけて大漁の時に祝着として大漁看袢が配ったとされ、現在鈴木家では震災をまのがれた26点ほど保存されているそうです。
 当時は漁獲高一万円以上を万越(マンゴシ)と呼び、万を超える大漁の際には祝宴を行い、網元から漁師に贈られたのが大漁看袢です。その絵柄は華やかな色物を用い、鶴や亀、松竹梅、七福神など目出度い図柄の他に鰹をあしらったものなどもありました。看袢は大漁を祝って贈られたものなので、ふんだんに金をかけて作っているために年代によって絵柄も微妙に変わっていました。その展示を行った鈴木家は紀州より鰹の一本釣り漁が伝えられた由緒ある旧家で、大きな蔵が行いくつもありました。帰り際にその蔵を見学しました。そこには昔鰹節を作るために使ったであろう直径が2mもありそうな大きな鍋があり、震災時にそれをお風呂代わりにし、多くの避難民の受け入れ事を地元の方が説明をしてくれました。
 この展示は唐桑の漁や鈴木家の歴史を感じるすばらしいものでした。ここでの展示は終了しましたが、来る3月9日(日)~15日(土)まで唐桑大漁唄込復活推進実行委員会(会長 鈴木伸太郎)による大漁カンバン企画展が仙台市広瀬文化センター2Fで行われます。
 


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